住商インターン 活動日記 紘平①

 住友商事 東日本再生ユースチャレンジ・プログラム 2014インターンシップの紘平です。
6月29日の入校式から活動を始め約一ヶ月経ちました。今回、取材に行ってきたことを活動日記として報告したいと思います。

7月26日、NPOスローフード福島さんに取材に行きました。今回はマクロビオティック料理研究家の中島デコさんの記念講演会が開かれており、マクロビオティックに関連して、「食」についてのお話を聞くことができました。
 中島デコさんは千葉県にてブラウンズフィールドを運営しており、ここでは「食」を中心とした「自然」と密接に繋がっていく暮らしを体験できるイベントなどが開かれています。また、農園ではお米や野菜、醤油などの発酵食品も作られているそうです。ここで私は、発酵食品に関連して中島さんが語った「菌と共生する」という考えに大きな興味を持ちました。
 昨今、テレビCMなどでも除菌をうたった製品を数多く見ることができます。「菌と共生する」という考えは正しくこれに反するものです。長い歴史を持つ発酵食品を例に取るとこれはそもそも菌の活動によって作られるものです。菌にはもちろん人間に害をなすものもあるでしょうが、近年は良いものも一緒くたに悪いものだとされる雰囲気がないとも言い切れません。中島さんは行き過ぎた除菌に関して問題提起をしていました。かえって行き過ぎた除菌が成長期にある子ども達の抵抗力を弱めてアレルギー症状をもつ人々が増えているのではないか、と。
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 人間は技術の発達によって、スーパーやコンビニで食材を買ったりなど、直接自然環境に触れなくとも生活ができる基盤を持つことができるようになりました。特に日本では農家でない方は、どのように野菜が作られているのか正確に答えられる方も多くはないかもしれません。
 大きな不便がない生活を送れている今だからこそ、直接に自然環境に触れる、そして昔の暮らしを学んでみるという姿勢をもつ、ということは確かに大切なことかもしれません。

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